本園の保育について

基本情報

設置者:社会福祉法人 岡山愛育会

    理事長 流王 天

園 名:高島第一保育園
    園長 菊池 房子


住 所:〒703-8205

    岡山市中区中井4-19-27

電 話:086-275-1755

FAX:086-275-2031

Eメール:daiichi@dai1.info

本園の特色


 

 自然は雄大であり、時に優しく、時に厳しく、私たち人間に多くのことを教えてくれます。自然の美しさに感動し、不思議さに驚き、自然の持つ無限の包容力に人々は心を癒されます。思えば人間も本来は自然の一部に過ぎない存在なのです。自然の恵みに感謝し、自然を大切にする心をいつまでも持ち続けたいものです。

 本園では、四季折々の自然の中でのびのびと遊び、しなやかでたくましい心と体を育て、「自然が大好きな子ども」を育てたいと思います。園周辺の恵まれた自然環境を活かした散歩や山登り、自園の田畑での米作りや野菜栽培、昆虫採集や魚とり、小動物の飼育等、本や図鑑から得た頭だけの知識と違って、実際に自分で体験したことは大きな感動を伴い、本物の生きた知識として子どもたちの血となり肉となり、将来にわたってたくましく生きていく力の源である「丈夫な根っこ」となります。

 人間は社会的動物と言われているように、決して一人では生きていけません。ところが時代とともに個人主義が浸透し、携帯電話やネット社会の広がりとともに、徐々に人間関係が希薄になってきています。また、核家族化や少子化の影響で兄弟数も減り、地域や家庭の中で子どもが多様な人間関係を学ぶ機会も少なくなってきています。そのため、面と向かい合った会話によるコミュニケーションや面倒な人づきあいが苦手で、社会から孤立し家庭に引きこもる若者も増えてきているようです。

 本園では、3歳以上児は異年齢保育を行い、兄弟のように一緒に遊び生活することで、憧れや優しさ、思いやりの心を育て「友だちが大好きな子ども」を育てたいと思います。年上の子は年下の子を助けたり手伝ったりすることで思いやりや責任感が育ち、年下の子は年上の子の姿をお手本に自分もあんなふうになりたいというあこがれの気持ちを持ち、子ども同士が仲間の中で育ち合います。こうした経験が人に対する信頼感や人と人との絆を育み、将来社会の中で人と関わって生きていく力の源である「丈夫な根っこ」となります。

 最近の若者たちには自己肯定感が乏しいと言われています。自己肯定感とは自分に対する自信であり、自分が好きと思える心です。自分が好きでないと他人を好きにはなれないと言います。自分を大切に思えるから他人のことも大切にできるのです。自己肯定感が育つためには、まずは自分が人から無条件に愛されることです。周りの人から自分が愛され大切にされているという実感が自分の価値を決め、自分に自信を持つことができるのです。

 本園では、保育者が子どものあるがままの姿を受けとめ丁寧に関わることで、自我の育ちを支え、自己肯定感を育くみ「自分が大好きな子ども」を育てたいと思います。頭ごなしに禁止や否定をせず、子どもの行動を肯定的に受けとめ共感することで、子どもは自信を持ち、自分の人生を希望と意欲を持って生きていく力の源である「丈夫な根っこ」となります。

 このように「自然が好き、友だちが好き、自分が好き」な子どもを育て、将来にわたって前向きにたくましく生きていく力の源となる「丈夫な根っこ」を育てることが、本園の保育の中で最も大切にしたいことであり、本園の保育の特色でもあります。